当物件の背後に公園があることや、昨今の賃貸需要を踏まえ、全室をファミリー層が入居可能な2LDK仕様にしています。また、標準仕様である劣化対策等級3（最上級）や耐震等級2を取得し、木造でありながら耐用年数が高い建物をつくり上げました。木造と鉄骨を組み合わせ、木造に見えないスタイリッシュな外観デザインをしています。

今回は耐久性とデザイン性を重視し、鉄骨階段を採用しました。雨や外気に晒されても劣化しづらく、また、建物中央部に配置することにより全室角部屋を実現し、裏手の公園まで景色が吹き抜ける開放性を演出しました。各段には昇降する際の音が響きにくいように、踏面にシートやモルタル等で対策を施しています。

柔らかな色味の内装は、どの世代にも好印象を与えるものとなっています。LDKの横にある居室は引き戸の為、シーンによっては部屋同士を繋げて広く使えるように設計をしました。さらに、生活する上での利便性を高める為に、コンセントは各部屋に最低2箇所設置しています。

木造物件の騒音トラブルは、近年でも大きな社会問題となっています。当物件では入居者の年齢層も考慮し、分譲マンション相当（※L-45相当）の高性能な遮音床を導入しました。子どもが走り回るような「重量衝撃音」から物の落下音のような「軽量衝撃音」まで、様々な生活音を軽減する仕様にしています。

当建物の総戸数は6戸になりますが、鉄骨階段を真ん中に配置することで、その全てが角部屋になります。隣接住戸がない関係上、隣からの音を気にしなくて良いという点のほか、通常より採光窓を多く設置できることもメリットとして挙げられます。照明器具を点けなくても日中は明るく、ガラス窓を通して景色が抜けるので閉塞感もありません。