使用や入居が難しくなったアパートを女性専用のシェアハウスへ・・・
Re Design
今回のアパートをシェアハウスへの用途変更を施したリデザインは、築年数がかなり経過しており、建物や設備の老朽化に伴い空室率の増加と賃料の下落が止まらない背景があったため、シェアハウスへと用途変更することになりました。クラシカルでいい感じの奥ゆかしい雰囲気を残しつつ、モダンな設備や仕様、クロスを取り入れることでモダン×クラシカルなデザインとしました。
Japanese TATAMI
当社のリデザインでは、既存の"イイモノ"は残すことが特徴です。今回のリノベーションでは、押入や巾木、長押(なげし)などは既存のものをキレイにし、畳は新設はしたもののを採用しました。ご存知の通り、畳は外国人から好まれる傾向が強いですが、シェアハウスを運営する上で、実は日本人の若者でも「畳に接したことがないので」という層も増加していることがわかりました。そこで、既存の"和風"を残しつつ、新しいものを取り入れた和モダン風な計画としました。
Water Equipment
古いものがいいと言っても、水廻りなどの常に清潔感が求められる設備はフルリノベーションを施しました。ランドリールームでは、洗濯機2台に加え、無料の乾燥機も2台設置することで、貸主側としては干すスペースを貸せるスペースへと増加させ、入居者側としては干す手間省きと乾燥機という贅沢な仕上がりを味わえるため、双方の利点を実現しました。
元々は間機機能もなかった浴室でしたが、ユニットバス一式交換しました。その施工スペースや空間に合わせて、壁の色や浴室のサイズも選べます。
Shared Space
キッチンダイニングの共有スペースでは、テレビ、エアコン、テーブル、家電などを充実させることで、自然と入居者同志が団らん、集えるような設備計画を行いました。シェアハウスの一番と言っても過言ではない入居者同志のコミュニケーションを自然と、そしてさりげなく促すこともリデザインや運営をする上での大切なポイントです。
Room-1
各居室も通常の賃貸住宅のようにゆったり暮らせるように、エアコン、テレビ配線、照明器具、ベッド、カーテン、冷蔵庫、テーブル、イス、収納スペースなどの設備も充実しております。 居室でももちろん、和と洋と体感できるように両方を採用しました。リノベーション時にはクロスや長押、巾木の交換に加え、フローリングのワックスがけや畳の表替えなどフルでおこないます。
Room-2
元々アパートでも独立した部屋でしたが、空間を出来る限り広くするため、必要な耐力壁以外の壁を壊し、クロスは清潔感や反射力のあるホワイト調にすることで広々とした空間と、外からの光をしっかり室内へ反射できるようしました。また、家具の配置までも拘ることで、より広く感じられる空間を演出しました。